レポート

ミャンマー・ASEANエリアを中心に、日系企業の海外事業に関連する最新のトレンドや情報をレポート形式で発信しております。

バンコクとヤンゴンの違いを一つ挙げるならば、両都市における二輪車の有無である。ヤンゴン市内ではバイク走行が依然として禁止されているが、ヤンゴンから一歩外に出ると、そこにはバイク社会が広がっている。普及している製品の大部分は、安価な中国製であるが、中には日系ブランドの模倣品も多い。これら二輪車は、主に中国、タイから輸入されている... (もっと読む)

~ミャンマーは“90%エコノミー”を維持できるか~

ヤンゴン中央駅の再開発計画は、近年のヤンゴンでの不動産投資案件の中でも目立って規模が大きい。三菱商事やフジタが開発を進める複合施設案件が300-500億円規模であるなか、中央駅再開発は2,700億円規模である。2018年にシンガポール系、ミャンマー系、中国系企業の3社コンソーシアムが優先的な開発権を取得したがその後、... (もっと読む)

~年々改善する道路網と地域交通要所の優位性をいかに事業に取り込むか~

1.ミャンマーでは道路輸送が輸送手段の大部分を占める

国内の貨物輸送においては、水路、空路、鉄道などがあるが、なかでも道路を活用した陸送輸送がミャンマー国内全体の約75%を占める(弊社調べ)。主にミャンマーの道路幅などに適した12 wheeler(12輪大型トラック)... (もっと読む)

~Noと言わないミャンマー企業。相手企業のコミットメントの見極め~

1.ミャンマーでは民間に加えて政府系・軍系などパートナリングが多種多様

日系企業が新興国で事業展開をする際、規制障壁回避や円滑な事業展開のために現地企業との提携で事業展開を行い成功する企業は枚挙にいとまがない。特にアセアンでは財閥系企業/コングロマリットの存在感があり、... (もっと読む)

~ミャンマーはキャッシュレス社会となるか~

1. 民間モバイルマネー事業者がミャンマーの金融包摂浸透を牽引

安価なスマホの登場と旧来の送金手段のデジタル化により、モバイルマネー事業者による先行投資が行われてきた結果、ミャンマー中のレストランや小売店で、「KBZ Pay」や「WaveMoney」... (もっと読む)

~危機に陥る国産食用油と今後の投資可能性~

1.国産の供給不足により海外産食用油に席捲されるミャンマー市場

ミャンマーの国産食用油産業が危機に陥っている。国内のサプライヤーや加工業者が不足していることに加え、人件費や燃料費の高騰なども影響し国産の価格が高くなっている。また、需要の拡大分は海外の輸入品が市場をおさえており... (もっと読む)

~通信キャリア事業の今後の商機とプラットフォームビジネスの可能性~

1.モバイルが急速に浸透し、データ通信料は世界的にも最低水準

ミャンマーにおける携帯電話市場の立ち上がりは目覚ましく、普及率は2018年時点で113%を超える(日本は139%)。安価な中国製スマホの普及も相まって、誰しもがスマホを保有しインターネットにアクセスする。... (もっと読む)

~NLD、国軍系以外で重要となる第三勢力の存在~

1.国軍排除は短期的には困難。総選挙以降もNLDと国軍の共存は継続される

来年はミャンマー総選挙の年である。民主主義政権を安定化させたいNLDとしては引き続き過半数超の議席を狙うが、近年雲行きが怪しい。要因としては、①軍事勢力を排除する大胆な変革が実現できていないこと(... (もっと読む)

~普及のカギはミャンマー人の節約・節電意識の変化から~

1.タイなどからの輸入品が席捲するミャンマーの乳製品市場

ヤンゴンのスーパーの乳製品コーナーを訪ねるとWalcoなど地場大手乳製品メーカーに加え、日本では馴染みのない長期常温保存が可能なUHT牛乳(ロングライフ)が売られている。これらは豪州、... (もっと読む)

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バンコクとヤンゴンの違いを一つ挙げるならば、両都市における二輪車の有無である。ヤンゴン市内ではバイク走行が依然として禁止されているが、ヤンゴンから一歩外に出ると、そこにはバイク社会が広がっている。普及している製品の大部分は、安価な中国製であるが、中には日系ブランドの模倣品も多い。... (もっと読む)

~ミャンマーは“90%エコノミー”を維持できるか~

ヤンゴン中央駅の再開発計画は、近年のヤンゴンでの不動産投資案件の中でも目立って規模が大きい。三菱商事やフジタが開発を進める複合施設案件が300-500億円規模であるなか、中央駅再開発は2,700億円規模である。2018年にシンガポール系、ミャンマー系、... (もっと読む)

~年々改善する道路網と地域交通要所の優位性をいかに事業に取り込むか~

1.ミャンマーでは道路輸送が輸送手段の大部分を占める

国内の貨物輸送においては、水路、空路、鉄道などがあるが、なかでも道路を活用した陸送輸送がミャンマー国内全体の約75%を占める(弊社調べ)。主にミャンマーの道路幅などに適した12... (もっと読む)

~Noと言わないミャンマー企業。相手企業のコミットメントの見極め~

1.ミャンマーでは民間に加えて政府系・軍系などパートナリングが多種多様

日系企業が新興国で事業展開をする際、規制障壁回避や円滑な事業展開のために現地企業との提携で事業展開を行い成功する企業は枚挙にいとまがない。特にアセアンでは財閥系企業... (もっと読む)

~ミャンマーはキャッシュレス社会となるか~

1. 民間モバイルマネー事業者がミャンマーの金融包摂浸透を牽引

安価なスマホの登場と旧来の送金手段のデジタル化により、モバイルマネー事業者による先行投資が行われてきた結果、ミャンマー中のレストランや小売店で、「KBZ Pay」や「... (もっと読む)

~危機に陥る国産食用油と今後の投資可能性~

1.国産の供給不足により海外産食用油に席捲されるミャンマー市場

ミャンマーの国産食用油産業が危機に陥っている。国内のサプライヤーや加工業者が不足していることに加え、人件費や燃料費の高騰なども影響し国産の価格が高くなっている。また、... (もっと読む)

~通信キャリア事業の今後の商機とプラットフォームビジネスの可能性~

1.モバイルが急速に浸透し、データ通信料は世界的にも最低水準

ミャンマーにおける携帯電話市場の立ち上がりは目覚ましく、普及率は2018年時点で113%を超える(日本は139%)。安価な中国製スマホの普及も相まって、... (もっと読む)

~NLD、国軍系以外で重要となる第三勢力の存在~

1.国軍排除は短期的には困難。総選挙以降もNLDと国軍の共存は継続される

来年はミャンマー総選挙の年である。民主主義政権を安定化させたいNLDとしては引き続き過半数超の議席を狙うが、近年雲行きが怪しい。要因としては、①... (もっと読む)

~普及のカギはミャンマー人の節約・節電意識の変化から~

1.タイなどからの輸入品が席捲するミャンマーの乳製品市場

ヤンゴンのスーパーの乳製品コーナーを訪ねるとWalcoなど地場大手乳製品メーカーに加え、日本では馴染みのない長期常温保存が可能なUHT牛乳(ロングライフ)が売られている。... (もっと読む)

1. 縫製品輸出が急拡大。H&Mなどのグローバルブランドも既に生産を行う。

近年ミャンマーの縫製品輸出が活発だ。2018年は前年から2倍近く伸び、45億USD(図1)とミャンマーの業界団体が目標としていた「... (もっと読む)

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