MSRはミャンマーのソーシャルリサーチ機関最大手として、23年以上にわたりミャンマー全土で調査を行ってきました。これまで手掛けたプロジェクトは、移住、インフラ、食の安全、栄養、保健、金融包摂、平和構築など様々な分野にわたり、世界銀行、国連機関、JICA、国際NGOといったクライアントと共に案件を実施してきました。MSRのスタッフはキーインフォーマントインタビュー(KII)、フォーカスグループディスカッション(FGD) 、定量・定性的なデータ収集・分析の実施において豊富な経験を有しております。
専門分野
MSRは、移住政策策定とその実行のための調査の豊富な経験を有しています。これまで、地域社会と移住に伴う生計対策の関連性や、移住がその地域社会の脆弱性、強靭性、貧困レベル、包摂的開発の機会に与える影響等の問題の調査に取り組んできました。
ミャンマーの極度の貧困と飢餓の根絶を目的とした「生計と食料安全保障プログラム(LIFTプログラム)」の長期的な研究パートナーです。町、村、および4つの農業区域の世帯を対象に、収入、ショックに対する脆弱性、ストレスやネガティブな傾向、女性と子供の栄養、貧困削減政策の変化や公共支出など、貧しい農村コミュニティの生計のさまざまな側面を研究しています。
栄養はMSRの専門分野の1つです。栄養プログラムの多層ベースラインおよび影響評価研究を設計および実施しました。 例えば、前述のLIFTプログラムの影響を測定・評価する方法として子供と母親の栄養レベルの経時的な評価の実施や、栄養が子供に与える影響と5歳未満の子供の発育阻害の発生率について調査しました。
MSRはミャンマー全体で大規模な世論調査と世帯調査を実施した経験を有しています。科学的・技術的に確かな手法を用いて、政党、市民社会組織、官僚、選挙委員会などの主要な政治関係者に政策決定の 基礎を形成し、有権者の政治参加を促進する ための 確固とした検証可能な情報をご提供いたし ます。
気候変動プログラムは、コミュニティ主導のソリューションを実行することで、農村地域の季節的貧困を理解し、軽減することを目的としています。
私たちの研究は、ミャンマーの乾燥地帯における水資源と食料安全保障に関する気候変動リスクへの取り組みに焦点を当てており、農業や家畜の生産において清潔な水の入手が困難な人々に気候変動が与える影響や、気候変動に強い農業や酪農の手法を取り入れることの利点等について研究してきました。
農村開発の研究は、農村コミュニティの持続可能性を理解する上で重要です。
MSRは、コミュニティを基盤にした政策が収入や生活条件、コミュニティの強化にどう影響するか調査し、政策策定の支援を行いました。例えば、集団意思決定への村人の参加について調査することで、クライアントのSaemaul Undong (SMU)モデルによるミャンマーの農村開発の基盤を強化することを支援しました。
MSRは金融包摂調査や企業調査を含む、定量的・定性的な産業調査や社会経済調査に関する豊富な経験を有しています。これらの調査では、家計調査、インタビュー、フォーカスグループディスカッションなどを通じて、金融商品や金融機能に対する考え方、金融スキルに関する情報を収集します。